2022年5月 一般(国内・国際)
5月31日
政府が6月に発表する感染症対策の抜本的強化策に、関係省庁の司令塔となる「健康危機管理庁(仮称)」創設を盛り込む方向で検討していることがわかりました。
欧州連合(EU)は30日、ブリュッセルで開いた臨時首脳会議で、ロシア産石油の輸入禁止で合意しました。
5月30日
政府は29日、従業員の休業手当を国が部分的に補填する雇用調整助成金の6月末までの特例措置を3カ月延長し、9月末までとする方針を固めました。
外務省は29日、島根県竹島周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)内で韓国の調査船がワイヤのようなものを海中に投入したと発表しました。
5月29日
政府の規制改革推進会議は27日、オンライン診療の拡充や薬局での抗原定性検査キット販売の完全解禁などを盛り込んだ答申を取りまとめました。新型コロナウイルスの流行を受け、医療機関の負担を軽減する狙いがあります。
中国が南太平洋の多数の島嶼(とうしょ)国に対し地域の安全保障問題に関する包括的な協力態勢の構築を図る協定などを提案し、締結を働きかけていることがわかりました。
5月28日
北海道知床半島沖で観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が沈没した事故を受け、国土交通省は寒冷地など水温が低い海域で運航する小型旅客船を対象に、避難する際に海に入らなくてすむスライダー付きの救命いかだなどの搭載を義務化する方針を固めました。
ロシアの軍事侵攻を受けているウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は27日、インドネシアで行われた講演会にオンラインで参加し、今年11月にバリ島で開催予定の主要20か国・地域(G20)首脳会議に出席する意向を示しました。
5月27日
理化学研究所などの研究チームが、約4億年前の地層から見つかった謎の生き物「パレオスポンディルス」の化石を詳しく調べ、正体を突き止めたと発表しました。魚類と両生類の間にあたる特徴が見つかり、陸に上がる前の脊椎動物だと考えられています。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は25日、ウクライナ南部のヘルソン、ザポリージャ両州の住民を対象に、ロシア国籍の取得手続きを簡素化する大統領令に署名しました。
5月26日
海外に住む日本人が最高裁裁判官の国民審査に参加できないことについて、最高裁が25日、「違憲」とする初判断を下しました。審査権が選挙権と並ぶ国民の権利だと指摘し、国会の立法不作為にも踏み込んでおり、国は法改正に向けた早期の対応を迫られます。
韓国は、北朝鮮が核の起爆装置の作動試験を行っていて、核実験に向けて最後の準備を行っているとの分析を明らかにしました。
5月25日
将棋の藤井聡太叡王に出口若武六段が挑戦する第7期叡王戦の第3局が千葉県柏市で指され、藤井叡王が109手で勝ち3連勝で初防衛を果たしました。タイトル戦での連勝記録を13に伸ばし、歴代2位の羽生善治九段(51)に並びました。歴代1位は大山康晴十五世名人の1961~62年に樹立した17連勝です。
米財務省は24日、ロシア国債の利払いを米国人が受け取れるようにする特例措置を、期限の25日午前0時1分で終えると発表しました。今後利払いを迎えるロシア国債は投資家が利息を受け取れず、デフォルト(債務不履行)と認定される可能性があります。
5月24日
天皇陛下は、皇居の御所で来日中のアメリカのバイデン大統領と面会されました。
岸田文雄首相はバイデン米大統領と東京元赤坂の迎賓館で会談した。覇権主義的な動きを強める中国を念頭に、東アジアで「力による一方的な現状変更の試みを許さない」との認識を共有し、バイデン氏は「日本の防衛への全面的な関与」を約束しました。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は23日、世界で避難を強いられた人数が初めて1億人を超えたと発表しました。ウクライナ避難民の増加により今年に入って急増しました。
5月23日
岸田首相は初めて来日した米バイデン大統領と正式な首脳会談に臨みます。ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、「冷戦後、この20年で最も重要な会談」との指摘もあり、岸田政権は正念場の一つを迎えます。
世界保健機関(WHO)は21日、動物由来のウイルス感染症「サル痘」の患者が、これまで継続的に発生してきたアフリカ以外で、欧州と北米、オーストラリアの12カ国92人に拡大したと発表しました。
5月22日
韓国を訪問中のアメリカのバイデン大統領は22日午後日本に到着します。就任後初めての来日で、岸田総理との首脳会談などが予定されています。
オーストラリアで21日、総選挙の投開票が行われ、最大野党労働党が、スコット・モリソン首相率いる与党連合(自由党、国民党)を破り、約9年ぶりの政権交代が実現する見通しとなりました。
5月21日
新型コロナの水際対策について、政府は来月1日から入国者の上限を2万人に拡大し、国や地域の陽性率に応じて空港の検疫体制を緩和すると発表しました。
フィンランド国営ガス会社ガスムは20日、ロシアからの天然ガスの供給が21日朝に止まると明らかにしました。
5月20日
皇后さまは19日、東京都渋谷区の明治神宮会館で、名誉総裁を務める日本赤十字社の全国赤十字大会に出席しました。皇后さまは、上皇后美智子さまの後を受けて名誉総裁に就任してから2回目の出席で、単独の皇居外での公務は2019年8月の第47回フローレンス・ナイチンゲール記章授与式に出席以来です。
韓国政府はおよそ2年前から中断していた外国人観光客らを対象にした短期訪問ビザについて、来月1日から発給を再開すると発表しました。
5月19日
お笑いコンビ「浅草キッド」の水道橋博士さんが、来月行われる予定の参議院選挙でれいわ新選組から立候補することを表明しました。
北欧のフィンランドとスウェーデンは18日、欧米の軍事同盟「北大西洋条約機構(NATO)」への加盟を同時に申請しました。両国ともロシアによるウクライナ侵攻で危機感を強め、長年保ってきた中立の立場からの歴史的転換を決断しました。
5月18日
政府は17日、ロシアのウクライナ侵攻などに伴う物価高の緊急対策に充てる歳出総額2兆7009億円の令和4年度補正予算案を閣議決定しました。財源は全て国の借金である赤字国債で賄います。
ロシア軍が包囲するウクライナ南東部マリウポリのアゾフスターリ製鉄所で17日、数週間にわたる籠城を続けていたウクライナ兵が投降しました。マリウポリはロシア側の管理下に入り、苛烈を極めた同製鉄所の包囲戦は幕引きを迎えました。
5月17日
政府は、6月からの外国人観光客の受け入れ解禁に合わせ、新型コロナウイルスの水際対策として入国者全員に実施している検査を一部免除する方向で調整に入りました。出国前検査の精度が高い国からの入国者らが対象です。
スウェーデンのアンデション首相は16日の記者会見で、米欧の軍事同盟北大西洋条約機構(NATO)に18日までに加盟申請すると正式に表明しました。アンデション氏は「フィンランドと同時に申請する」と述べました。
5月16日
天皇、皇后両陛下は15日、沖縄復帰50周年記念式典に皇居・御所からオンラインで出席され、天皇陛下はおことばで「沖縄には、今なおさまざまな課題が残されています」との認識を示しました。
フィンランド政府は15日、北大西洋条約機構(NATO)に加盟を申請する方針を正式に決めました。
5月15日
沖縄の本土復帰から5月15日で50年を迎えます。戦後27年間にわたり米軍統治下に置かれ、インフラ整備などが遅れていた沖縄は、国の巨額の支援を受けて大きく成長しました。
ドイツ北部バイセンハウスで開かれていた主要7カ国(G7)外相会合は14日、中国に対してウクライナに軍事侵攻したロシアを支援しないよう求める共同声明を採択し閉幕しました。
5月14日
NNNのまとめによりますと、新型コロナウイルスによって国内で亡くなった人は13日、これまでに12人が確認され、累計で3万人となりました。
外務省は13日、モルドバの首都キシニョフの名称表記について、モルドバの公用語であるルーマニア語の発音に基づき、キシナウに変更すると発表した。首都以外の地名についても、同様に変更します。
5月13日
防衛省は、北朝鮮が弾道ミサイル3発を発射したと発表しました。 岸防衛相は「許されることではない」として、北朝鮮に抗議を行ったことを明らかにしました。
フィンランド政府は北大西洋条約機構(NATO)の加盟について「速やかに行う」と表明しました。
5月12日
岸田文雄首相は11日、フィンランドのマリン首相と首相官邸で会談し、ウクライナ侵攻を続けるロシアに結束して対応することで一致しました。
ロシアによるウクライナ侵攻で、ウクライナ軍参謀本部は10日、東部ハリコフ州で新たに4集落の奪還に成功したと発表しました。同国軍は6日にもハリコフ州の複数の集落を露軍から解放したとしており、反攻作戦の前進を示しました。
5月11日
北海道大の小林快次教授らの研究グループは10日、北海道中川町にある約8300万年前(白亜紀後期)の地層から発見された恐竜の化石について、大きな爪が特徴のテリジノサウルス科の新種と判明したと発表しました。論文は英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載されました。
ウクライナへの軍事支援をさらに拡大するため、アメリカでは第2次世界大戦中にも活用された「武器貸与法」が復活しました。
5月10日
岸田文雄首相は9日午前、韓国で10日に行われる尹錫悦(ユン・ソンニョル)次期大統領就任式に林芳正外相を派遣することについて、いわゆる徴用工や慰安婦の問題を念頭に「日韓の間には難しい問題が存在するが、このまま放置することはできない」と述べました。
フィリピン大統領選が9日に投開票され、1986年まで独裁体制を敷いた故マルコス元大統領の長男で元上院議員のフェルディナンド・マルコス氏が他の候補を大きく引き離し、当選が確実な情勢となりました。
5月9日
オホーツク管内斜里町の知床半島沖で観光船「KAZU 1(カズワン)」(19トン)が沈没し、14人が死亡、12人が行方不明となった事故で、国土交通省などがカズワンの船体の引き揚げ費用の一部を国が負担する方向で調整していることが分かりました。
ロシアのプーチン大統領は8日、第2次大戦で当時のソ連がナチス・ドイツの侵略に打ち勝ったことを祝う9日の対ドイツ戦勝記念日を前に旧ソ連諸国の首脳や国民にメッセージを送り、「人々に戦争の災禍をもたらしたナチズムの復活を許さないことが共通の義務だ」と強調しました。
5月8日
新型コロナウイルスについて7日、全国で新たにおよそ4万人の感染が発表され、全国的に増加傾向がみられます。
7日、北朝鮮が日本海に向けてSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルとみられるもの1発を発射しました。
5月7日
政府は、新型コロナウイルスの水際対策について、現在認められていない観光目的での外国人の入国を、早ければ今月にも少人数のツアーに限り、認める方向で検討していることがわかりました。
国連安全保障理事会は6日、ロシアが侵攻を続けるウクライナ情勢を巡り、「深い懸念」を表明する議長声明を全会一致で採択しました。2月24日の侵攻開始後、安保理が声明を出すのは初めてです。
5月6日
岸田文雄首相は5日、訪問先の英国ロンドンで記者会見し、ウクライナへの侵攻を続けるロシアに対して追加制裁措置を発表しました。資産凍結の対象となる個人や銀行を追加するとともに、ロシア向けの量子コンピューターなどの先端的な物品について輸出を禁止します。
中国の研究チームは世界最高峰のエベレストの頂上に気象観測所を設置したと発表しました。
5月5日
岸田文雄首相は4日、バチカン(ローマ教皇庁)を訪れ、フランシスコ・ローマ教皇と会談しました。日本の現職首相がバチカンを訪問し、教皇と会談するのは、2014年の安倍晋三氏以来8年ぶりです。
ロシア外務省は4日、ウクライナ侵攻を受けて日本政府が発動した対ロシア制裁への報復措置として、岸田文雄首相ら日本人63人のロシア入国禁止を発表しました。
5月4日
日本国憲法は3日、施行から75年を迎えました。岸田文雄首相は、憲法改正を求める民間団体が東京都内で開いた集会に自民党総裁としてビデオメッセージを寄せ、緊急時における国会の機能維持や政府の権限強化といった緊急事態条項を創設する改憲について「極めて重要な課題だ」と訴えました。
ロシアのプーチン大統領は3日、ロシア政府機関や企業などに対し、ウクライナ侵攻を理由に対ロ制裁を科した「非友好国」で、ロシアの報復制裁の対象になっている企業や個人に対する物品や資源の輸出を禁じる大統領令に署名しました。
5月3日
岸田首相は2日、タイのプラユット・チャンオーチャー首相とバンコクの首相府で会談し、日本からの防衛装備品の輸出を可能とする「防衛装備品・技術移転協定」の締結で合意しました。
英国防省は2日、ロシア軍がウクライナ侵攻で被った損害に関する包括的な分析結果を公表し、ロシアは侵攻開始時、全地上戦闘能力の約65%に相当する120以上の大隊戦術群を投入し、4分の1以上が「戦闘不能」になった可能性が高いとしました。
5月2日
林芳正外相は1日、訪問先のモンゴルの首都ウランバートルで、同国のバトツェツェグ外相と会談しました。林氏はロシアのウクライナ侵攻に言及し、対ロ非難を強める日米欧など国際社会と連帯するようモンゴルに促しました。
ロシアが占領したウクライナ南部ヘルソン州で1日から自国通貨ルーブルへの切り替えを始めたと伝えられるなど、実効支配を進めています。今月上旬から中旬にかけて強制的に住民投票を実施し、かいらいの「ヘルソン人民共和国」を発足させるとの観測も日増しに強まっています。
5月1日
国際原子力機関(IAEA)は29日、東京電力福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含む処理水の海洋放出について報告書をまとめ、処理水が放出された場合に放射線が人体に与える影響について、「日本の規制当局が定める水準より大幅に小さいことが確認された」と指摘しました。
韓国国会(定数300)は30日、検察の捜査権の大部分を剥奪する法案の一つ「検察庁法改正案」を可決しました。過半数の議席を持つ文在寅政権の革新系与党「共に民主党」が採決を強行しました。